早期リタイアする「FIREムーブメント」
「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」の火付け役・Pete Adeney氏を取材した番組からの記事です。
30歳のリタイア時の資産は60万ドル(6800万円)で、インデックスファンドを中心に投資して運用利回り4%を見込んでいるとのこと。
でもブログ収入や信者を集めてビジネススクールをやったり、コワーキングスペースを作っていたので、そっちの収入が遥かに大きいようでした。
ちょっと高知のあの人っぽい印象がなくもない(;´∀`)
ただ、信者を集める程度には「FIRE」に注目が集まっていることは事実だと思います。
アメリカは「成功者=早期リタイア」のイメージ
以前、2億円以上を貯めて28歳で早期リタイアした女性について取り上げたことがあります。
この女性も質素な生活をする節約家ではありますが、ハーバード大卒で投資会社で働いていたアメリカの典型的な成功者像に当てはまる人物です。
昔からアメリカの金融会社やコンサルタントなどのエリートや起業で成功した人は、若い内にバリバリ稼いで程々のところでリタイアするイメージがありました。
「FIRE」はアメリカ的な成功者がやるのとは少し違う「節約型早期リタイア」という、新しいムーブメントが広がっていると言えます。
日本でもにほんブログ村の「セミリタイア生活」カテゴリーへの登録ブログが増加を続けているのも同じ流れと言えそうですし、世界的なムーブメントなのでしょう。
消費が旺盛なアメリカでも、ミレニアル世代を中心にシェアエコノミーが広がっている影響もあるのかもしれません。
将来まで仕事があるのか不安
自分の仕事が将来に渡ってあるのか不安があるという点は私も同じ思いです。
私の場合は、日本の多重請負で中間搾取ばかりのIT業界に未来がないと感じたからですが、これにAIが入ってくるわけですからね。
それは今の20代、30代の方が強く感じているわけで、このムーブメントは一部ではあるけれど徐々に広がっていくのでしょう。