貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「勤労の義務」はなくてもいい 幸せな国から学ぶとそうなる?

労働は義務ではないフィンランド

www.sinkan.jp

日本における「国民の三大義務」の一つは憲法27条で定められた「勤労」です。

FIRE(早期リタイア)のような生き方をする人に対して、この「勤労の義務」に反しているという指摘をする人もいます。

みんながFIREを目指して働かなくなったら、と考えるとこの「勤労の義務」は絶対に無くせないものだと考えてしまいますね。

でもフィンランドが国民の義務として憲法で定めているので納税と国防の2つだけだというなら、国家運営にとって「勤労の義務」は絶対必要なものではないのでしょう。

日本で「勤労の義務」を憲法から削除するのは、副作用が大きくて難しいかもしれませんが。

フィンランドの真似はできないが

例えばスマホの台頭で沈んだノキアを国が支えようとしないのは、日本とはまるで逆。日本はとにかく企業の存続を考えますからね。

beat0909.com

人口の規模も違いすぎるし、国民性の違いもあるので、日本がフィンランドの真似をするのは難しいと思います。

フィンランドが羨ましい、ぜひ住みたい国かと言うと、旧ソ連とは戦争してるし今はロシアと国境を接していて地政学的には難しい舵取りを迫られる小国で、とても大変そう。

ただノキアが沈んだあとにイノベーションが生まれているのは羨ましい。日本もかつてはたくさんのイノベーションが生まれていただけに。

「勤労の義務」はなくせないとしても

日本国憲法における「勤労の義務」は、第18条で「苦役からの自由」が規定されていることからも、あくまで倫理的な規定と考えられます。

だから「勤労の義務」を削除する必要はないと思いますが、「勤労の義務」を強い規定だと考えるのもやめてほしい。

また、毎日8時間・週40時間以上働くのが普通だとか、残業してもっと働くのが当然だとか、勤労の標準ラインを上げないようにもしてほしい。

労働時間は0時間から週40時間までを原則に、その人にとって必要なだけ・好きなだけ働いて、それ以外の時間を自由に過ごせるのが一番ではないかと。

フィンランドはなぜ「世界一幸せな国」になったのか