高まる「中高年男性」の孤独感
コロナ禍をきっかけに、深刻な社会問題になっている「孤独」。特に孤独感を感じているのは中高年男性だという。背景には何があるのか、どのような対策が必要なのか。
50歳前後の未婚率(いわゆる生涯未婚率)は約25%。女性と較べて高いし、男性の方が孤独になりやすいと言われているので、中高年男性の孤独感が高いのは事実でしょう。
そして孤独感が心と身体に悪影響を及ぼすのは事実なので、「孤独は万病のもと」として行政が対策するのも必要なこと。
「孤独は万病のもと」でぐぐると、相模原市自治会連合会が作成したパンフレットがヒットします。
浅い付き合いでいいし、圧迫しないから自治会に入ってください、という呼びかけです。
それでも入るを躊躇する人はいるでしょうねぇ。悪い人間関係はストレスのもとになるので、「それなら孤独の方がマシ」と考えますから。
「居場所づくり」は複数で
孤独解消のためにNGOが「居場所づくり」をして国が支援をする、は一つの解決策だと思いますが、例えば地域で一つ居場所を作ったからそこに行け、では人間関係で絶対揉める。
私だったらマイルドヤンキーのオヤジが集まった居場所に行きたいとは思わないです。
いくつか居場所があって、その中から自分に合っていると思える場所を選べるようになっていないと。
そもそも「40代、50代はそこまでオンラインやSNSを使ったコミュニケーションに慣れてない」との前提で話を進めていますが、慣れてる人もたくさんいる世代だと思いますけどね。
NGOがSNSやオンラインサービス、さらには今話題のメタバースに居場所を作り、それを国が支援してもいいんじゃないかな?
Twitterを使いこなす87歳も
年齢関係なくネットやSNSを使いこなす人はいます。
こちらの記事で紹介されているひとり暮らしの87歳の女性は、フォロワー10万人だとか…
この方のようにネットも居場所になりますし、ネット上の居場所も選択肢がたくさんあるのもいいところ。
ネットのトラブルでアクセスできなくなると困りますから、NGOや行政はトラブル時の技術サポートをするといいんじゃないでしょうかね。