節約したいところ、削りたくないところ
花王の「くらしの研究」読者4944人に聞いたアンケート調査です。
62%の人が「前年に比べて家計の支出が増えた」と回答。10%以上・20%以上増加が合わせて28%もいて、物価上昇の影響が出ているようですね。
「節約したい・削りたい支出」では1位が「光熱費・水道代」で、前回の2018年調査よりも上昇しています。これも昨今の電気代・ガス代の値上がりの影響ですね。
2位の「食費」も節約したい項目の定番で、値上がりしてるのは電気代・ガス代と同じですが、前回調査よりは下がっています。
「食費だけは削りたくない」が1位
一方、「他は削っても、ここだけは削りたくない」支出を聞いた質問では、「食費」がトップでした。
食費が節約したい項目の2位に来てる一方で、削りたくないの1位。食費は人によって考え方が大きく違うみたいですね。
「趣味・娯楽」がもっと上に来るかと思いきや、という感じですが、外食や会食を含めて食べることを楽しみにしている人にとっては食事も趣味・娯楽と言ってもいいのかも。
もちろん、食費を削りすぎて健康を害すると、かえってお金がかかるという意識もあるでしょう。
「1日ゼロ食」が増えている
その一方で、若者を中心に丸1日食事をしない「1日ゼロ食」の人び割合が増えているとか…
絶食ダイエットのように自主的にやっている人もいると考えられますが、1日2食ないしは1食の人の割合はさらに多く、コロナ禍の貧困から満足に食べられない人が増えていそう。
外食などで贅沢はしないまでも「できるだけ食費は削りたくない」と考える人が多いのは、悪いことではないですね。
子どものための無料または低額の食堂「こども食堂」が増えていますが、政府にはそれが減っていく政策をお願いしたい。