「いつものお金」と「特別なお金」に分けて考える
支出を「いつものお金」と「特別なお金」に分けて考え、必要最低限の生活費とも言える「いつものお金」をうまくスリム化すれば、生活の質を下げずに節約ができると。
さらに必要最低限の生活費を把握すれば、老後の不安を減らすことができます。
よくある老後破産を煽る記事では、家計調査の平均の数字をまるで「必要最低限の生活費」のように扱いがちですが、あれは外食・旅行や交際費など「特別なお金」も含んだ数字です。
自分にとっての「必要最低限の生活費」を把握することはとても重要だし、その上で「特別なお金」ではメリハリをつけると節約がつらくなりにくいので、いい考え方だと思います。
「特別なお金」だからと使いすぎると
記事では「いつものお金」のスリム化にフォーカスをあてていて、これはとても大切なことですが、「特別なお金」だからと財布の紐が緩くならないように気をつけないといけませんね。
典型的なのが「自分へのごほうび」です。
モチベーションの維持のために必要かもしれませんが、だからといって制限なく使っていては「いつものお金」をスリム化した意味がなくなってしまいます。
より多く貯蓄に回そうと思ったら、「特別なお金」もスリム化する必要があります。
あまりやりすぎると生活の質が下がるというか、生きていく楽しみが減ってしまうので、優先順位をつけてうまくやらないといけませんが。
逆に言うと、「特別なお金」の使い方次第でQoLを上げられます。節約よりも難しいことかもしれませんね。