食料品の値上がり 忍び寄る健康への影響
相次ぐ物価高騰が家計を圧迫しています。ことし5月の消費者物価指数は、去年の同じ月より4.3%上昇し、約42年ぶりの高水準となり、1月から値上げが決まった品目は3万品目を超える見込みです。
一方で、その“しわ寄せ”を大きく受けている人たちがいます。生活困窮者や介護事業者、そして、持病のある人たちです。なんとか食費や電気代を節約しようとする中で、健康に影響が出たり、事業継続に支障が出たりしているのです。
7/18放送のクローズアップ現代は『食費節約で“低栄養”に!?~「値上げ時代」どう健康守る~』でした。
食品の値上げが続く中で、食費を抑えようとたんぱく質が多い肉類を買うのをためらったり、ステルス値上げで知らぬ間に量が減った分が低栄養に繋がったりして、実際にそれが体調に表れる人が出ていると。
食費の抑えすぎは健康を害してかえって節約にならない、と私も考えていますが、決して他人事とは思えません。
食費については節約と健康のバランスをどこで取るのかは悩ましく、今後もずっと試行錯誤していく覚悟です。
卵の食べ過ぎは身体に悪いイメージが残っている?
クローズアップ現代の後半では、「値上げに負けないレシピ」を紹介していました。
こちらのレシピ7選では、タンパク質を意識したものが並んでいますが、卵を使ったレシピが少ないのは価格高騰の影響でしょうか。
高くなったとは言え、栄養価から見ればまだまだコスパの高い食品だと思いますけどねぇ…料理でも使いやすいですし。
もしかしたら、卵の食べ過ぎ=コレステロールの摂り過ぎを気にしすぎて食べたがらない人が多いからかも?
飽和脂肪酸も気になっているのかもしれませんが、他の肉類(牛肉等)で飽和脂肪酸を摂らない(摂れない)低栄養なのであれば、気にしなくてもいいのではないかと。
先ずは低栄養(タンパク質不足)の方を気にした方がいいですしね。