若者が陥る不動産投資のワナ
昨日のワールドビジネスサテライトで「若者が陥る不動産投資のワナ」という特集をやってました。
不動産投資では本来使えないフラット35を不正に使う業者の口車に乗ってしまい、不正がバレて一括返済を迫られるというもの。
不正利用は以前から問題視されていて、住宅金融支援機構でも注意喚起しています。
住宅金融支援機構はWebサイトで注意を促すだけでなく、喫茶店を舞台にしたドラマ仕立ての動画まで作ってました。
【フラット35】の不正な利用に関する注意喚起 ~純喫茶 フラット~
タイトルは『【フラット35】の不正な利用に関する注意喚起 ~純喫茶 フラット~』。
喫茶店が舞台なのは、不動産投資の勧誘の現場の一つでもあるからのようです。実際はファミレスなんかも多いと思います。マルチ商法の勧誘でも使われますし。
不正な手口を使った不動産投資に勧誘される流れは、セミナーでブローカーと出会い、将来不安を煽られ、誘われて少額投資をやってみたら儲かり、さらなる儲け話があるよと言われて静かな喫茶店で話をする…というもの。
将来不安を煽るとか、少額投資で儲けさせて信頼させるといった手口を細かく紹介してるのはなかなか細かいですねぇ。
FIREセミナーの中にも、こういったブローカーのいるセミナーがありそうです。
投資を促したいなら不正と不適切なものを明るみに
国が「貯蓄から投資へ」と投資を促したいのであれば、こういった不正・不適切な勧誘や商品についてはもっと明るみにした方がいいですね。
動画でわかりやすく見せるのもいいこと。私が観た時点で視聴回数が2600回しかないのですけどね…
それで「投資は怖い」と思う人がたくさん出るかもしれませんが、そこからスタートして慎重にやるくらいでいいんじゃないかと。
安心できる業者を選べばいい、なんて簡単に言えるものではないのは、銀行ですら不適切な販売をしているため。
かぼちゃの馬車事件にはスルガ銀行も関わっていましたし。
お金が絡むと、そしてそれが大金であるほど魑魅魍魎が跋扈するのが世の常ですね…