「死ぬまでにお金を使い切る」難題
独身者なら「(貯金)ゼロで死ぬ」が理想だとわかっていても、いつ死ぬかわからない以上は無理というもの。
元プロ野球選手の里崎智也氏は、「もしも貯金が無くなっても生きてたら最悪」「余らせて死んだら幸せ」「お金は墓場まで持ってけ!」と言います。
もちろん老後もとにかく使うな・貯めろと言っているのではなく、普通に使って余ったらそれでいいじゃないかというものです。
とは言え「どれくらいまで使っていいのかわからない」と考えて、使えないままの人が多いのが問題なのだと思いますけど。
有料老人ホームの入居一時金が高いのが一因か?
老後、怖くてお金を使えない問題の原因の一つに、有料老人ホームの入居一時金が非常に高いことがあると思っています。
ある程度の資産を持っている人にとって、人生の最終盤に大金を使うとすれば有料老人ホームです。
ピンキリですけど、いい有料老人ホームに入ろうと思ったら数千万円の世界ですからねぇ。
けど、安いところは経営難で閉鎖にならないか心配になるものですし。
高級老人ホームでも虐待事例があったり、高ければ絶対安心とは言えないのですが…
結局、自分で死ぬ時を選べれば楽
結局、自分で死ぬ時を決められたらそれが一番なんですよねぇ…
仮に安楽死が認められるとしても、余命が短く残りの生存期間を苦しんで生きなければいけないような状況に限られますから、死ぬ時を決められはしませんね。
「恐くてお金が使えない」が強くなりすぎて全く老後を楽しめないのも問題ですが、それなりに楽しく過ごせているなら「余らせて死んだら幸せ」の感覚がいいでしょうね。
お金のことよりも、自分が「もっと○○しておけば良かった」と後悔しないことの方が大切です。