FIRE達成後の生活は、驚きでいっぱい
・FIREを達成後の生活は必ずしもイメージと一致しない。
・FIREを達成すれば、自由の感覚が手に入るが、想定外の側面に適応する必要もある。
・適応のためには、基本的に考え方の転換が必要だ。
FIRE達成者の一人は「実際のところ、幸福感の高まりはせいぜいで3カ月から半年しか続かない」と語っています。
「開放感は最初の1週間だけ」「FIREは1ヶ月で飽きる」などと言われる通り、FIRE達成そのものによる幸福感は長くは持たないのでしょうね。
ただ「FIRE達成で得られる幸福感」と「FIRE後の生活で得られる幸福感」は別モノ。
FIRE後の生活で得られる幸福感は、ありあまる時間をどう使うのか、何をして何を感じるのか次第ですから。
無職になってみた経験があればいいが
せめて転職する間に3ヶ月~半年くらいの無職期間を経験していれば、FIRE後の生活をある程度想像できるかもしれません。
日本の就職・転職活動では「空白期間があったらダメ」と言われるため無職期間を経験する人は少ない。
1ヶ月程度のバカンスどころか、一週間程度連続で休む機会がある人すら少ない日本では、FIRE後の長期的な生活を見通せないのもしょうがないですねぇ。
想定したくても想定しきれないものですから、想定外になるのは当たり前。
長期的な幸せを手に入れるのはその後の生き方次第
結局、FIREをしたら全て解決するわけではなく、長期的な幸せを手に入れるにはその後の生き方次第。
アイデンティティや承認欲求を求めてまた働くのも生き方の一つで、楽しく働けるのであれば悪いことではありません。
年齢と共に目標や夢が変わるのも当たり前のことなので、FIRE前に思い描いていた目標や夢が変わっても気にせずに今やりたいことをやるのがいいでしょう。
まるで結婚した瞬間から新婚期間は楽しいけど、それを過ぎたらただの同居人、みたいな話です。
お互いに努力していい夫婦関係を続ける人もいるわけですから、まさにその後の生き方次第です。