日本人の平均寿命が2年連続で短縮
日本国内に住む日本人の平均寿命が、2年連続で短くなったことが分かりました。
厚労省が公開した資料によれば、2022年(令和4年)の平均寿命は、男性が「81.47年」、女性が「87.09年」でした。
これは、前年よりも、男性は「0.42年」、女性は「0.49年」短くなっています。
また、平均寿命が短くなったのは、2年連続です。
これはまぎれもなく新型コロナの影響が大きく、アメリカでは2020年の統計で1.5歳縮まったとしていたので日本はまだ影響を少なく抑えられた方と見ることもできます。
それでもこれだけ数字に表れるものだし、まだ終わったわけではないので来年の統計でも平均寿命が短くなるか、あるいは横ばいで推移するかも。
「人生100年時代」は遠のいた?
平均寿命の伸びにより、100歳まで生きるのが当たり前になるとしたのが「人生100年時代」です。
しかし平均寿命が縮んでしまったので、「人生100年時代」の到来は遠のいたと言えますね。
金融機関は「人生100年時代への備えが必要」などと煽り文句に使っていますが、将来訪れるという話であって今はまだ「人生100年時代」ではなく、それも少し先になってしまったということ。
また新型コロナのような感染症が襲ってきたら、平均寿命が縮んでさらに先の話になるかもしれません。
私の人生はあと30年もない?
ちなみに、2022年の簡易生命表の平均余命で見ると、男性55歳時点の平均余命は28年です。
28年を長いと見るか短いと見るか…健康寿命で見るともっと短いですしねぇ。
さらに独身男性はもっと短いことが予想されます。余命は20年くらいを覚悟しておいた方がいいレベル。
死ぬ時に後悔しないように、やりたいことがあったら早めにやっておかないと、という気持ちにはなってきますね。