他人の不幸を喜ぶ人が増えている
昔から「他人の不幸は蜜の味」と言われるし、他人の不幸を喜ぶ(楽しむ)はよくあることでした。
「他人の不幸を喜ぶ人が増えている」のがアメリカだけの話であれば、我々には感覚がわからないですし。
一方「他人の不幸を喜ぶ人」も、大抵は心の中で思っているだけで、わざわざ多くの人に同調を求めたりしなかったはず。
それがネットでは言いやすく、同調する人も出てくるから、増えていると感じるくらいに可視化されたとは思います。
かつては2ちゃんねるがそういう場になってましたねぇ。
SNSの影響はあるか
ここ10~15年くらいの話であれば、やはりSNSの影響が大きいだろう、と思ってみたら、シャーデンフロイデがはびこっている要因の一つとして「ソーシャルメディア」が入っていました。
SNSの投稿の中には「羨望」や「嫉妬」されるもの、あるいはされたくて投稿するものが珍しくありません。
その反動として、そういう投稿をしていた人の不幸をより喜んでしまう心理になるだろうと。
元々不幸だった人がさらに不幸になっても、それを喜ぶ人は少ないわけで。
芸能人・有名人が不倫をすると激しいバッシングされるのもこれで、SNSによって一般人にも広がり、さらに可視化されてしまっています。
そもそも失敗談はオイシイ
そもそも、当人が笑い話として語る「失敗談」は、会話のネタとしては重宝します。SNSの中には、失敗談や不幸話で注目を集めににいってる人もいますし。
「貧乏・生活苦」ブログなどもその一つかもしれません。本人はそのつもりがなくても「自分よりも下がいる」を確認するために見る人もいるでしょう。
節約系ブログだってそういう見方をされてるかも。どう読まれるかなんてわかりませんし、それでアクセスが稼げればいい、とも考えられますし。
ネット・SNSには自分よりも上で嫉妬するような話もあれば、自分より下がいて安心できるような話もあるものです。
ただそれが真実なのか大げさにしているのか、あるいは全くのフィクションなのかもわかりません。
いずれにせよ、そういうものをあまり見すぎないほうがいいというのが私の結論です。