投資の損失経験の実態調査
1.100万円以上の損失を経験したことがある人は26.2％、10万円以上の損失経験がない人は38.0％
2.投資資金の50％以上を失った経験がある人は27.5％、投資資金の10％以上を失った経験がない人は24.2％
3.「国内株式（現物取引）」で損失を出した人が48.5％と最多
4.【追加】レバレッジがかかる投資は損失割合が高くなる傾向
5.リーマンショックなどの相場の急変に巻き込まれて過去最大損失を出した人が多い
ここでの「損失」の金額は、損切りした時点のその銘柄・金融商品のマイナス金額を指すのか、一時的な評価損を指すのかはわかりません。
質問からすれば決済（損切り）した時点での損失額ですかね。一時的な評価損（特定の銘柄・金融商品のみ）なら、もっと割合が増えてもおかしくないですし。
もちろん、特定の銘柄・金融商品で損失の経験があったとしても、他の銘柄・金融商品で利益を出してトータルでプラスであればいいわけで、そこも含めたアンケート結果が欲しかったですね。
4人に1人は投資資金が半減
投資金額が大きいと、利益でも損失でもその金額が大きくなるわけで、100万円の損失であってもそれが投資金額の1％程度であれば驚くほどでなくなります。
しかし、過去最大の損失の際に「投資資金の50％以上を失った」人が27.5％もいるんですね。
リーマンショックの少し前から投資を始めていたらありそうですが。さらにFXとか先物、信用取引ならいつでもありそう。
投資をするなら損失をする覚悟が必要
私の投資における最大損失額は「10万円～99万円」に入ります。（正確な金額はもう覚えてない）
投資資金100万円を用意して投資デビュー！などと考えるのであれば、10万円を超える損失・資金の数十％を失う損失は覚悟が必要と言えます。
余裕資金であれば生活への影響はほぼないと思いますが、メンタルへの影響はまた別で、中には仕事が手につかなくなる人もいるものです。
メンタルへのマイナスは数字では表れませんが、金額以上の損失かもしれないわけで。
この調査は、自分の生活への影響が少ない範囲で投資をするための、最悪のケースを想定するのに良いデータだと感じました。
iDecoで積立投資するならば損失額が膨らむリスクが少なくなりますし、節税効果のプラスも考えればさらに損失可能性が低くなるので、まずはiDecoから投資スタートした方がいいでしょうかね。
