投資失敗で生活はどうなる?
テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、投資での損失による生活への影響を調査する目的で、過去に投資をしたことがある270名を対象にアンケートを行いました。本調査の結果からは、生活に影響が出るような失敗を避けるためのヒントが見えてきました。
先日、同じアンケート調査での投資で経験した損失額について記事にしましたが、今回はさらにそれが生活にどう影響したかについて聞いた部分についてまとめられています。
損失が10万円未満であれば生活への影響があった人は3割程度ですが、10万円以上になると6割を超え、500万円以上は8割を超えるという結果になっています。
投資での損失による生活への影響は?
10万円~500万円の損失を出した人でも、3割くらいは「特に影響がなかった」と答えているわけで、全体でも4割は影響なしという結果です。
メンタル的な影響は別として「投資は余裕資金で」の通りにできていた人たちでしょうか。
また「投資に回す資金(保有するポジション)を減らした」は、生活への影響と言うべきかどうか。
「投資をやめた」も生活への影響が短期的にはない回答の一つかもしれませんが、2割の人が答えているのが驚きです。
一度撤退して、また投資用の資金ができたら再開する人もいるのかもしれませんし、怖くなって・メンタル的に苦しくて、といった理由で「もう投資は懲り懲り」となった人もいそう。
「投資は余裕資金で」やったとしても
「投資は余裕資金で」の通り、生活に影響を及ぼさない範囲でやるのが一番です。
短期的にはそうであっても、「老後の生活資金を少しでも増やすため」と思って投資していたのであれば、損失を出したら老後の生活に影響を及ぼすことになります。
短期的な利益を追って失敗して、投資を辞めてしまうのはもったいない。
iDecoで安定的な利益を求め、さらに余裕があればNISAでやや安定的な利益を求め、さらにさらに余裕があればリスクを覚悟で利益を追求、くらいの段階で考えるのがいいでしょうか。
2024年からNISAの枠が大きく広がるので、iDecoとNISAの範囲で十分な人がほとんどになると思いますけどね。