「何才まで生きるかわからない」から不安でお金を使えない
「ゼロで死ぬ」「貯蓄5000万円の夫婦が財政破綻した理由」ほか、テレビやネットでは老後の資金繰りに関するセンセーショナルなキャッチコピーが躍る。しかし「そうは言われても実のところいくら必要なのか、さっぱりわからない」という人も多いだろう。大切なことは、あなたが「老後をどう生きたいか」を見極めることだろう。本当に必要な老後資金はいくらなのか──。
「老後資金2000万円必要!」は最低ラインで「貯蓄5000万円でも老後破産のリスクがある!」などと老後危機を煽る記事がある一方で、それに対する逆張り記事ですね。
マッチポンプ感がありますけど…
お金が好きでたくさん持ったまま死ぬとしても、それもまた幸せなことだと私は思っていますが、お金を使いたくても「何歳まで生きるかわからない」が頭をもたげて使えないのはもったいない。
老後生活に突入してすぐならわかりますが、何年か老後生活を過ごしてみて赤字がどれくらいなのかを検証して修正していけば、70代には安定しそうな気はしますけれど。
年金生活を開始したら、家計簿をつけるなどして収支をしっかり把握し、逐次チェックしながら修正するのが大切ですかね。
「周りの人と同じ生活をしたい」が原因では
記事中、森永卓郎氏は「“一定の金額に達するまでやみくもに貯金して、それを取り崩しながら過ごす”という老後の計画がそもそも間違っている」と、とてもいいことを言っています。
とは言え、「自分の人生観」「理想のライフスタイル」をしっかり持ててないから、やみくもになってしまう。
「自分の周りの人から変だと思われないように」「周りの人と同じ生活をしたい」と他者に依存してしまうと、周りに流されたり見栄を張るための支出が発生しますからねぇ。
つまり「自分の人生観を持ち必要なお金を逆算する」というアドバイスは、できる人とできない人に分かれてしまう。
そしてできない人にとって、それをするのはかなり難しいことではないかと。
危機を煽る記事や金融機関の言葉に流れて、カモにされてしまうリスクもあるわけですね…