生涯現役を目指す「アンリタイアメント」が増加
65歳以上の85%が定年退職後も働き続けるという考えに賛同しており、定年退職後の人材の活用が労働年齢人口の減少に悩む企業や社会にとっていかに有益かを解説しています。
先日書いたように、日本の高齢者就業率は10年前の19.5%から25.2%に増加し、65~69歳の就業率も50%を超えました。
「アンリタイアメント(生涯現役)が増えている」は間違いのない事実ですね。
ただしその中には、自ら望んでやっているケースと、生活費を稼ぐために働かざるを得ないケースの両方があると思いますが。
「65歳以上の85%が定年退職後も働き続けるという考えに賛同」は、自分が働くという意味ではなく、「それもまた悪くない」という意見を含めてでしょうね。
ただ、人手不足が深刻になっていくと予想されるため、社会全体としては喜ばしいことかもしれません。
「アンリタイアメント」ブームは来るか?
FIRE本が立て続けに出版され、雑誌やテレビで取り上げられ、ちょっとした「FIREブーム」が起きましたが、今は一巡したようにみえます。
その揺り戻しのように、「アンリタイアメント(生涯現役)ブーム」が来るかもしれませんね。
日本では元々「生涯現役」がポジティブワードですし、そこに横文字でカッコよく見える「アンリタイアメント」があれば強い。
好きな仕事を続け、生涯現役で幸福な人生を送っている人はいくらでもいるから、そういう人を見つけて取材するのは難しくないですから。
どちらにせよ好きなようにできればいい
元々FIREや早期リタイア・セミリタイアを目指すのはマイナーな生き方ですし、やりたい人は他人に話したりせず黙々と目指すもの。(ネットでの発信は除く)
生涯現役の人も気が付いたら働き続けていただけで、わざわざ自分から発信するものでもない。
メディアが騒ぐだけの一時のブームに流されたりせず、自分のやりたいことをやり行きたい道を歩むのがいいですね。