貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

資産を持っている高齢者にお金を使わせる方法

日本のシニア世代に問われる「君たちはどう生きるか」

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「10人に1人は80歳以上」「65歳以上は総人口の29.1%」――今年の敬老の日に発表された数字は、ますます高齢化が進展している現実を強く印象づけた。2位以下に大差をつける世界断トツの高齢化率となっている日本。だが、世界的経営コンサルタントの大前研一氏は、超高齢社会の問題が山積している“課題先進国”だからこそ、世界に先駆けて経済を活性化させる範を示すべきだという。

2000兆円以上ある個人金融資産のうち、60歳以上の人が6割超を保有しているので、これを積極的に使ってもらって経済を活性化すべきだ、と。

たくさんお金を持ったまま死ぬ人が多いのも事実であり、『DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)』が話題になったように、資産を持っている人は生きているうちにもっと使う方向に行けばいいとは思いますが。

しかし世の中は「人生100年時代」だとか「老後資金2000万円必要」だとか、あるいは2000万円でも足りないだとか、長生きリスクを煽る勢力の方が強いので難しいですねぇ。

やはり「老後資金2000万円必要」などと政府が言っただけに言葉が重い。本来の意図は現役世代に投資をさせたかっただけでしょうけど。

遺産相続待ちじゃだめなのか?

ただ、高齢者にお金を使わせられないとしても、いずれ死ねばその資産は遺産相続されるか、その一部または全部が国庫に収められます。

それで現役世代に回り、相続資産を手にした現役世代が使えばいいのでは?と考えたのですが…

親が85歳で亡くなった時、遺産を相続する子どもは50代後半から60代だったら、もうシニア世代なんですよね。

遺産相続した人もまた「資産を持っている高齢者」になるだけのこと。

テレビショッピングから見えるシニア消費

シニア消費と聞いてぱっと思い浮かぶのは、孫消費とテレビショッピングです。

テレビショッピング大手のジャパネットたかたは、家電や寝具などの家で使う商品からクルーズ旅行やグルメ商品へとシフトしていて、シニアをターゲットにしていると感じますし。

グルメ商品の宣伝の中では「お孫さんが来られた時に楽しめる」などと訴えてていて、孫消費ともクロスオーバーします。

「人生の楽しみ方を教える」なんてできるのか

とは言え、自分が要介護になったらとか長期で入院することになったらとかを考えると、安心してお金を使えないのが現実だと思います。

政府が「安心です」などと言えないのはしょうがありませんが、不安を煽る結果となってるのはもったいない。

日本において「老後不安をなくす」は非常に困難というレベルだし、「人生の楽しみ方を教える」なんてもっと困難じゃないかなぁ。

人生の楽しみ方は見つけるものであって、教わるものじゃないですから…

シニアエコノミー: 「老後不安」を乗り越える