定年前後にすべきでないこと5つ
大江英樹氏への取材をもとに書かれた記事なので、老後不安を煽る記事のまったく逆張りで、「するな」「必要なし」の5つが書かれています。
老後のお金の不安から投資未経験者が退職金の運用を始めるとか本当に危険ですし、それをさせたい人たちが不安を煽っている事実を先ず理解すべきですからね。
「夫婦で旅行する必要はない」や「地域コミュニティーと付き合わなくていい」は、それが当たり前で義務のように思っていた人には驚きかもしれません。
どうしても固定観念がありますし、夫婦バラバラだと世間体も悪いと感じますしねぇ。
定年後は趣味を持たなければ、と新しい趣味に走るのも気をつけないとお金の無駄遣いになります。
「あるべき」「やるべき」は要らない
結局のところ、定年後・老後は「こうあるべき」や「これをやるべき」という世間の情報に流されたり、強迫観念で動いてしまってはもったいない。
自分がどうあるべきか、何をしたいのかをよく考えて行動した方がいい。
とは言えそれがわからないと、自分の周りの人が何をしているのか、あるいは世間では何をしているのかが気になって、それを真似ようと考えてしまうもの。
新しい趣味に走る前に、「興味のあるものについて勉強してみれば」とアドバイスしているように、実践する前に勉強したりシミュレーションするのがいいですね。
投資がまさにその典型で、少額で試してみてもいいでしょう。そこでビギナーズラックを経験して勘違いするリスクもありますが…
「失敗しない55歳からの人生設計」
この記事は週刊東洋経済10月28日号の特集「地獄の役職定年、定年後再雇用」の一部で、特集のサブタイトルは「失敗しない55歳からの人生設計」です。
55歳で役職定年して年収3割減、さらに60歳定年後の再雇用で年収5割減となる人は、それを織り込んだ人生設計をしておかないと大変そう。特に子育てが続く場合は。
収入が徐々に減っていく中で、それに合わせて支出をうまくダウンサイジングすれば、ちょうどいい「プレ年金生活」になると思いますが。
既に「プレ年金生活」のようなセミリタイア生活を送っている私の「55歳からの人生設計」は、なんとかかんとか泥臭くてもいいから生き延びるだけです。
65歳になるまでに死ぬかもしれませんけどね…