億万長者になれたのに満たされない人は、何が足りないのか
お金をどれだけ手にしたところで、人は幸せになれない。億万長者になれたのに満たされない人は、何が足りないのか。
最低ラインのお金を手にしないと人は不幸だし、お金があった方が幸せになれる選択肢が増え可能性が高まります。
「1億円貯めた」という満足感と安心感は一定の幸せをもたらすと思いますが、満足感の方は時間が経つと薄れてしまうのかどうなのか。
仮に10万円の臨時収入があったとすると、1億円貯めた人は10万円が端金に感じて喜び感じられなくなっていたら、まさに麻痺していて幸せが薄いと言えるかな。
麻痺しているかどうかは人によると思いますが、私は1億円を貯めたことがないのでわかりません。
「頭を悩ませる必要がない」のは幸福か?
一方、お金をたくさん持っていると買い物で頭を悩ませる必要がないため幸福度が高まるとしています。
これには異論があって、頭を悩ませてそれがうまく解決した時には達成感を得られることを無視しすぎてはないかと。
もちろん仕事や他のことで頭を悩ませる機会が多い人にとって、買い物で頭を悩ませるのにエネルギーを使うのはもったいないというのならわかります。
オバマ大統領が毎日同じ服を着るのは、職務で常に選択を迫られるため、服を選ぶのにエネルギーを使いたくないから、というのと同じです。
逆に言うと仕事で悩む機会が少ないのであれば、買い物や料理で頭を悩ませながらそれを成し遂げて達成感を得られれば幸せです。
世の中にはわざわざ頭を悩ませるパズルを趣味とする人がいるように、小さな達成感が心地よかったり、仕事とは違う形で頭を使ってリフレッシュする人もいますから。
承認欲求をこじらせたら不幸
結論として幸せになるには「他者からの評判を得ること」、つまり「承認欲求」だと説いていますが、これもこじらせたら大変なのは言うまでもありません。
この記事から感じられるのは、橘玲氏は家事などで達成感・自己満足を得られにくく、承認欲求が強いのだろうと。
作家であり、SNSもバリバリやってるところを見れば一目瞭然ですけれど。
ただ承認欲求は他者に依存するため、自分だけでは完結しません。お金をかければ必ず承認欲求を得られるとは限りません。
自分だけで完結する達成感・自己満足と承認欲求、うまくバランスをとるのが一番だと思っています。