退職金の使い方を妄想してみた
総務省統計局の「平成30年就労条件総合調査」によれば、大学・大学院卒業で、定年退職をした人の平均退職金額は1983万円となっており、約2000万円となっています。退職金をうまくやりくりすることで充実した定年後ライフを送ることができるかもしれません。
本記事では、2000万円の退職金があることを過程し、さまざまな使い方を考えていきます。
大学・大学院卒の方は定年まで勤め上げれば、平均で2000万円近い退職金をもらていると。
これなら大学・大学院卒の半数以上が「老後資金2000万円問題」を余裕でクリアできるってことになるのかな?
退職金とは別に2000万円を老後資金として用意しなければいけないと勘違いしている人もいますが、実際は退職金込みでの話だし、退職金が1500万円なら自分で500万円を貯金しておければいいとなります。
あくまで過去のデータ
ただしこれは平成30年(2018年)の実績なので、1958年あたりに生まれた人のデータです。
昭和51年(1976年)は18歳人口が154万人なのに対し大学進学者数は42万人で、大学進学率で言えば30%を切っていた時代です。(短大進学者も多い時代)
大学進学率はどんどん上がっていったので、今の現役世代の大卒平均退職金は下がっていくでしょう。企業も退職金を減らしていくでしょうし。
だからこれから定年を迎える人は、過去の平均の退職金を自分ももらえるはずなどと考えず、自分の退職金がいくらなのかちゃんとチェックしておくべきでしょう。
これは年金額にも言えることですし、老後の支出額だってそうです。平均ではなく自分が具体的な収支の金額でシミュレーションしないといけません。
妄想よりも具体的に
今回の記事では退職金の使い方の「妄想」となっていますが、50代で定年退職が見えてきているなら、もっと具体的な老後のプランを作ってもいいのではないかと思いました。
特に60歳で定年退職して再就職する場合などは、年金をもらい始めるまでの過ごし方を考えておくべきでしょう。
逆に30代とかだったら、妄想くらいがいいでしょうね。転職でもしたら退職金がどうなるかわからないし。
定年までいられそうな大企業に勤務しているか公務員なら具体的な想定ができそうですけどね。