リタイア後の生活で大切な2つの「K」に続く3つ目は
これまでにも、リタイア後の生活(早期リタイア後・定年後・老後)で大切なのは「2つのK」、「カネ(お金)」と「健康」だと言ってきました。
これに続く3つ目の大切なことは何かをずっと考えていたところ、消費者庁が「高齢者が持つ3つの大きな不安、お金・健康・孤独を煽って悪質業者が近づいてくる」と注意を呼びかけているのをみて、3つ目は「孤独(対策)」だと思いました。
「孤独」は単身者のみの話ではありません。既婚で夫婦同居している方が単純な寂しさをおぼえることは少ないでしょうけど、孤独はそれだけではないと考えています。
「孤独(対策)」の重要な要素の一つは、「承認欲求」ではないかと。
自己完結する「自己満足・自己肯定感」と違って、自分一人だけではどうしようもないのです。だからこそ難しく、時として人を苦しめます。
承認欲求を得ようとして得られない時、孤独を感じてしまうものですから。
「FIRE卒業」も「承認欲求」のため?
ちょっと前に話題になった「FIRE卒業」も、資金不足からであれば「卒業」などと言わないわけで、暇を持て余した結果、虚しくなったからでしょう。
「承認欲求」は、ただ受動的に遊ぶだけでは得られません。最初は楽しくてもすぐに飽きてしまいやすい。
リタイア前は仕事でのみ承認欲求を得ていた人は、仕事を辞め途端に承認欲求を全く得られない生活になるわけですよね。
リタイア前から趣味や家庭で承認欲求を得られていた人ならば、リタイア後の生活も問題なく過ごせるかと思いますが。
SNSやブログに承認欲求を求めるのも危険
リタイア後にSNS・ブログ・動画配信などを始めて承認欲求を得ることも可能です。私もブログで承認欲求を得ている人間の一人です。(それが全てではなく、いくつかのうちの一つ)
ただブログがうまくいく保証はないし、飽きたりネタがなくなりやすいので長く続けるのも大変なこと。
うまくやってる人だけを見て、自分もできると思わない方がいいですね。生存者バイアスがかかった見方ですから。
承認欲求という点だけで言えば、ボランティアやNPOなどを含む「労働」が手っ取り早い手段になってしまいます。
FIRE・早期リタイア志向の人は、どうしても資金のことを中心に考えてしまいがちですが、「承認欲求」が得られなくなることにも留意しておくべきだと思います。
これからは「3つのK」で
というわけで、リタイア後の生活(早期リタイア後・定年後・老後)で大切なのは「3つのK」、「カネ(お金)」と「健康」と「孤独(対策)」とします。
またこのブログにおいてもこの3つについて考えをまとめていきたいと思います。
これまでも主に未婚者の生き方や孤独への向き合い方について書いてきましたがら、あまり変わりませんが。