超簡単に続けられる楽しい「清貧の節約術」
古くから日本人の美徳とされてきた「清貧」。いま一度、この思想に立ち返るべき時が来ている。モノやカネへの執着から解き放たれ、爽やかで幸せな余生を過ごすための新しい節約術を授けよう。
テレビの情報バラエティー番組では、「節約術紹介」や「激安店紹介」が増えていると言われていますが、値上げラッシュの影響で日本全体が貧しくなった結果でしょうか。
女性向けの週刊誌でもないのに、「清貧の節約術」という特集が出てきたのも同じ流れかな。
節約術の詳細はよく知られていることが多いので、これから節約を進めていこうと考えている人向けだと思います。
ただ、「特定の小銭を貯金する」については、今は両替の手数料が問題となるので注意が必要ですね。
お中元・お歳暮を卒業できるか?
後編で一番気になったのは、「お中元・お歳暮の卒業」についてのくだりです。
年賀状じまいと同様、お中元・お歳暮は節約の観点以上に人間関係の整理という意味合いのほうが強い。
お互いに要らない同士の相手から、少しずつ減らしていくのがいいんでしょうね。
シニアが節約したいと思っているのが交際費ということで、ここを上手く削るのが重要ではあるけれど、取捨選択を迫られると難しそう。
人間関係が多いとそれだけ見栄が必要になり、「清貧」から遠ざかりそうです。
節約は自分流でいい
節約をする上でのベースとなる考え方として、「自分に何が必要なのかを見極め、そのなかで小さな喜びを見つけていく」という点は強く同意します。
自分に必要なものについては、しっかりお金をかけてメリハリをつけるのもいいですし。
とは言え、若いうちは色々と目移りするし、試してみないと自分に必要なのかそうでないのかわからないもの。
年齢を重ねるというのは、自分に必要なものを見極めていく過程なのかもしれませんね。