「ポピュリズムに関するグローバル調査2024」
イプソスによる「ポピュリズムに関するグローバル調査2024」の結果です。
「ポピュリズム」と言えば悪い意味で使われることが多いですが、おそらくここで使っているのは既成の権力構造やエリートを批判する「大衆中心の政治」という意味だと思います。
「一般市民と政治や経済のエリートとの間に大きな格差がある」と回答した日本人は75%いて、世界の上位にはいるものの世界平均も67%高いのでどこも似たようなものなのでしょう。
「自国は衰退している」と感じている日本人7年間で1.7倍
「自国は衰退している」と回答した日本人は68%でこれも高いと感じますが、オランダ・スウェーデン・フランス・イギリスが日本よりも高いので悲観する必要もないのかな?
ただ2016年から着実に増えていることは憂慮するべきかもしれません。この先さらに増えるかどうか次第ですが。
欧州各国が2021年の調査よりも高くなっているのはロシアのウクライナ侵攻の影響があるのでしょうか。
一番影響を受けてそうなポーランドは逆に低くなっているのでよくわかりませんが…
最も低いシンガポールは、発展している実感が強いのでしょうね。
既存の政党や政治家は我々に目を向けているか?
「既存の政党や政治家は、私のような人間を気にかけていない」は62%で、これは世界的に見ると低くなっています。
自民党の政治資金パーティー収入の裏金問題で国会が揉めているのを見たら、もっと高くてもいいんじゃないの?と思いますね。
調査を行ったのは去年の11月~12月なので、タイミング的には微妙だったのかも。
政治家と言っても、二世・三世の「政治エリート」議員もいれば、苦労して議員になった人もいるので、一概には言えないと思いますが。
まぁ私のような独身で無職の人間に対して政治家が気にかけるとすれば、それは税金をもっと取る対象になりそうなので、気にかけてもらわないほうがいいのかも。