心配事の9割は起こらない
「心配事の9割は起こらない」と言われていますが、もしも起こった時のために備えは必要です。
ある程度の備えしておけばいいとは思うのですが、そうしたらそうしたで、「その想定を超える事態になったらどうしよう」と心配になる人もいるんですよね。
今に集中して「未来も、ほぼ100%大丈夫」と思えばそれに越したことはありませんが、そう簡単に楽観的にはなれないんじゃないかな。
日本人は不安を感じやすい人が65%
そう思う最大の理由は、幸せホルモン・セロトニンの分泌量を左右する「セロトニントランスポーター遺伝子」で見ると、日本人の65%が分泌量が最も少ない「SS型」を持っているという事実があるからです。
地震や台風・洪水などの天変地異が多い国土で生きていくには、不安を感じてそれに備える人が生き残ったからでしょうか。
不安を感じるのはしょうがない、と覚悟した上で、少しでもその不安を減らすように「いま」に集中するのがいいと思います。
「明日死ぬかも」を考えれば未来よりも今
どうせ不安を感じるのであれば、「明日、避けられない運命で死ぬかも」と考えればいいかもしれません。
避けられない・備えようがないのであれば、不安に思っても無駄。
それなら未来を考えるのはもったいなくなり、今何をすべきかにフォーカスできます。
「未来への備え」と「今を楽しむ」はどちらも必要なことで、どちらか一方でいいということではないんですけどね。
「老後のために現役時代はひたすら我慢」とか「FIREするために全てを投資に回す」とか極端なのは、若いうちの時間がもったいないと言われるのも同じです。
未来のために今を犠牲にするのはほどほどに。