田舎暮らしとも首都圏での暮らしとも違う地方都市の暮らし
田舎暮らしとも首都圏での暮らしとも違う。利便性も快適さも都心での生活以上のクオリティ、豊かな自然と食生活、仕事はリモートでOK……。定年後でもよし、今すぐでもよし。あなたが知らない地方都市移住の魅力とは――。
(大)都会で暮らすのがいいのか田舎暮らしがいいのか、の二元論で語られがちだし、その場合でも「田舎」の定義が人によってかなりバラバラ。
地方都市でも、大阪・名古屋・福岡等などの地方の大都市の周辺にある都市と、そこからずっと遠い地方都市(県庁所在地など)では人口規模が同じでも違います。
地方都市で生まれ、社会人になってからも地方都市でずっと暮らしている(ただし地方大都市まで通勤圏内)私としては、この記事で書かれている点には同意する点と同意しかねる点、両方あります。
やはり仕事があるかどうか
記事中の「地方都市に住んだほうがいい12の理由」について、良い条件の地方都市であれば概ね理解できます。
「文化施設」については都心のほうが充実していて選択肢も多いとは思いますが。
私は関西に住んでいて寺社仏閣や遺跡などの文化施設が多いと感じているので、都心にはないタイプの文化施設が好きならば悪くないですけど。
でもやはり現役世代にとっては、仕事があることが大前提。
フルリモートワークでできる仕事をしているならともかく、出社日があるなら都心に近い地方都市(通勤圏内くらいの郊外の都市)に限られるでしょう。
リタイアすれば都心近くにこだわる必要はない
逆に言うと、リタイア(定年退職・早期リタイア)した後の移住であれば、通勤アクセスを考える必要はありません。
むしろ心配になるのは医療や介護ですが、ある程度の規模も地方都市であればだいじょうぶかと。
それよりもリタイアしてから知らない土地へ引っ越すことが一番のネックになります。(Uターンならいいですが)
結局のところ、通勤圏内でそこそこ便利な郊外の都市に家を買って、リタイア後もそのままそこで暮らのが一番いい、となりそう。