「現状維持バイアス」で人生を後悔?
変化を嫌って積極的に選択をしない「現状維持バイアス」は、日本人に強く出るイメージがあります。
積極的に選択して失敗したら「それ見たことか」「だから言わんこっちゃない」などと責められるけど、何もしないで失敗してもそこまでは言われないイメージです。あくまで個人のイメージですよ。
多数派か少数派かにもよるので、変化する選択肢を選ぶ人が多数派になると一気に逆転するのですけれど。
どっちを選んでも後悔はする
記事では、大学教育について「何らかの後悔をしている」と答えた人が66.1%と紹介していますが、特に高い数字だとは思いません。
というのは、2つ選択肢があれば、あるいは変化を選ぶか現状維持を選ぶかの2択があるなら、どちらを選んでも「もしも違う方を選んでいれば」と考えるものだからです。
そして自分にとってどちらが正解だったかなんてわかりません。
私の信条としては、「どうせ後悔するのだから、変化する方が面白い」と考えて行動に移します。
無謀とも言える貯金額でセミリタイア生活に踏み切ったのもまさにそれ。
「追認バイアス」で正当化する
一方、選択した後は「追認バイアス」が働いてしまうので、その選択が正しかったのかフラットな判断ができないと思った方がいいでしょう。
「追認バイアス」とは自分に都合のいい情報だけを集めてしまう傾向です。
例えばセミリタイアブログは、「セミリタイアしてこんなに良かった」と発信するために書いている人が多いです。もちろんこのブログもそうです。
「セミリタイアしたら、こんな酷いことになった…」なんてわざわざブログで書く人はほとんどいないので、ブログだけみているのはまさに「追認バイアス」と言えます。
ブログの更新をずっと続けるのは大変で、更新が完全に途絶えてしまうブログも数多く見てきました。
その中には、上手くいかないから更新を辞めた人がいるかもしれません。ブログで見えてるものは所詮は一部に過ぎません。
SNSなどネットの情報は、都合のいいところばかり切り取って発信するものだと思って見るべきものですしね。