「家庭のお財布事情」に関するアンケート
トピックス1
既婚・独身で貯蓄額に圧倒的な差が!
既婚者は約5割の家計が500万円以上を貯蓄しているのに対し、
未婚者は約7割が500万円未満という結果に。
この調査結果から「貯金をしたければ結婚すべし!」「貯金が多い人の共通点は結婚していること!」という本や記事が書けそうですね(;´∀`)
たくさん貯金ができるくらいの年収の人でないと、結婚が難しい現状を表しているだけと言えるアンケート結果なんですけどね。
もちろん2馬力で働いたら貯金が貯まりやすいのもあるでしょう。
既婚者の貯金は夫婦2人合算?
さらにアンケートでの「家計の貯蓄額」は、独身者は回答者個人の貯蓄額だと思いますが、既婚者の場合は(夫婦完全分離していての)個人の貯蓄額なのか、夫婦合算した貯蓄額なのかわかりません。
夫婦で分けてない家庭も多いと思うので、夫婦合算した貯蓄額だとすれば、2人分と1人分を比較して「圧倒的な差」というのはどうかと。
また、アンケート回答者で独身者と既婚者に分けた場合、それぞれの年齢層が違っている可能性もあります。
独身者は年齢が低い人が多く、既婚者は年齢が高い人が多いとすれば、貯蓄額に差が出て当然のことです。
離婚したら財産分与
離婚した場合、財産分与になりますから、極端に言えば貯蓄を半分こします。「貯蓄1000万円以下」と答えた既婚者は「貯蓄500万円以下」になりますから、7割近くが「貯蓄500万円以下」で独身者と大差なくなります。
もちろん、財産分与は「結婚後に築いた貯蓄(資産)」が対象になるので、結婚前に持っていた貯金は対象外で、きっちり半分に分けるのではありません。
1000万円の貯蓄があっても、900万円と100万円という分け方になる可能性だってあります。
不倫などで離婚する場合は、これに慰謝料が絡むこともありますが…
老後に必要なお金も既婚者と独身者で違う
話題になった「老後資金2000万円必要」は、高齢無職の夫婦世帯での家計調査から導き出したもので、独身者は大体1500万円くらいだとか。
老後に用意しておくべき貯蓄額という観点でも、既婚者と独身者では同じでないので、比較してもしょうがないんですよねぇ。
ただ、独身者は既婚者よりも生活費がかかると覚悟しておいた方がいいです。既婚者だって離婚や死別で独身になるかもしれません。