老害を嫌うのは世界共通?
「ベビーブーマー」は日本で言えば「団塊の世代」です。若者が老害を嫌う「世代間対立」は日本だけじゃなく、世界共通なのですねぇ。
16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが、若い世代は「あなたたちを絶対に許さない」として大人への怒りをぶつけているのも、世代間対立が表面にでた形の一つでしょう。
それら個別の発言や行動の賛否は別にして、若者世代が「上の世代が作ったツケを支払うのは嫌だ」という気持ちはわかりますね。
「世代間対立を煽るな!」
日本での世代間対立は、年金の損得や国の借金が中心です。
今の高齢者の年金保険料率はとても低かったこともあり、損得が明確に出ちゃってますし、莫大な国の借金を返すのは今の世代だという意識も強くあるでしょう。
しかしそういう議論をすると、「(安易に)世代間対立を煽るな!」と言う人も出てきます。
確かに冷静な議論は必要です。ただ、それを若者世代の側が言うならいいのですが、批判されている側の年配世代がと言うのはおかしいですね。
客が「お客様は神様」と言ってクレームするようなものです。
⭕️店「お客様は神様」
— 狂ねぉ (@neo_5893) November 9, 2019
❌客「お客様は神様」
⭕️殴られた子の親「子供のしたことなので」
❌殴った子の親「子供のしたことなので」
⭕️彼氏「お金を払うのは彼氏の役目」
❌彼女「お金を払うのは彼氏の役目」
⭕️被害者「安全な車を作ってほしい」
❌加害者「安心な車を作ってほしい」
孫は祖父母より1億円も損をする?
金銭的な世代間格差の試算はいろいろありますが、「孫は祖父母より1億円も損をする」とする試算もあるそうです。
「財政的幼児虐待」とは物々しい言い方ですが、教育費に関する日本の公的支出はOECD34か国中最下位というデータを見れば、わからないでもありません。
高齢者の方から「世代間格差を埋めよう」と言い出す世の中であって欲しいと思いますが、そうはならないかなぁ…