「コロナ婚」ブームがやってくる?
今年中はおそらく「コロナ婚ブーム」「コロナ婚が増えている」などと言うメディアが現れると思います。
それは婚活やブライダル関連の業界が、そう思わせたいからそういう情報を広めるだけのこと。
既に『新型コロナウイルスで「結婚したい気持ちが高まった」が7割!』などと意味不明の供述をしており…じゃなくて、アンケート結果を発表して新型コロナで結婚する人が増えているかのようなニュースが出ていました。
「気持ちが高まった」とは言っていても、「結婚する」とは言ってないわけですが。
「震災婚」同様に「コロナ婚」は激減する
記事にあるように、この構造は東日本大震災時の「震災婚」と同じですね。
あの時も、震災の不安から「絆」を求めて結婚する人が増えた、みたいなイメージが広がりました。いや、デマと言ってもいいかもしれません。
新型コロナで婚活関連のイベントへの参加を躊躇する人は増えたでしょうし、何よりも経済的な先行き不安を持った人が震災の時以上に増えたのが大きいかと。
特に、婚活の現場では男性側の収入が大きなファクターなわけですが、それが無くなっったり・大幅減になってしまうと非常にキビシイ。
その上、令和元年で婚姻数が増えた反動があるのですから、婚姻数が激減する要素しか見つからない状況です。
冠婚葬祭業界にはご愁傷さまとしか言えない
さらに、ブライダル業界にとって痛手なのは、結婚式(披露宴)を開きにくい状況が今後も続きます。
冠婚葬祭業界はパラダイムシフトが起きたと思うしかないですね。ご愁傷さまとしか言いようがありません。
でも、とにかく人を多く集め、規模を大きくすることを目指してきた業界にとっては、当然の揺り戻しとも思えます。
既に、地味婚や家族葬あるいは直葬など、最低限のものや身の丈にあったものを選択する人が増えていました。
業界は今までの成功体験に基づくやり方・考えを捨てるチャンスではないかと。
これで少子化が進むことも予想されますが…