緊急事態宣言を「延長すべき」57%
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い首都圏4都県に発令されている緊急事態宣言について、「3月21日以降も延長すべきだ」との回答は57%に上った。「21日の期限をもって解除すべきだ」は22%、「ただちに解除すべきだ」は7%、「わからない」は14%だった。地域別に見ると、「21日以降も延長すべきだ」は、宣言対象の4都県では52%だったが、その他の地域では61%に達した。
こういう調査では、調査対象(母集団)によって偏りが出る場合があるのでそこは注意してみないといけませんが、緊急事態宣言の対象になっている4都県在住者も半数以上が「3月21日以降も延長すべき」と答えているとは。
世論調査と言えば、固定電話のランダムな番号にかけて調べているため、固定電話を持っていて昼間に在宅している高齢者が多くなっている可能性もあります。
しかし、この調査では固定電話で自動音声と携帯電話のSMSも併用していて、有効回答数では携帯電話が固定電話の2倍とのこと。
緊急事態宣言の経済的なマイナスよりも、感染の再拡大を恐れて解除に慎重な人が多いのですかね?
自粛生活を歓迎する人が多い?
世の中には自粛生活を歓迎している人もいて、思った以上にその割合が大きいためにこの結果になったのかもしれません。
去年の緊急事態宣言の時は、生活が急に変化して大変だったと思いますが、今回は随分慣れましたしね。
「あまり乗り気じゃないけど、付き合いだからしょうがなく…」と飲み会やイベントに参加していた人にとっては、それがなくなって自分の時間とお金が増えるのだから良い事づくめです。
緊急事態宣言の効力切れ?
首都圏では既に感染者数が増加に転じていて、「緊急事態宣言の効力切れ」を感じます。
街の人出は増え、通常営業に戻す「時短しない店」には人が集まっているとか…
あまりに長くなって、「緊急事態宣言下」という感覚が薄れてしまったのでしょうね。
このまま緊急事態宣言を続けても感染者数は増えるでしょう。かといって、緊急事態宣言解除したら反動で急増しかねない。
ちょうど歓送迎会・花見シーズンだけに難しいですねぇ。