貧富の格差を是正する「共同富裕」
中国の習近平国家主席が、貧富の格差を是正するとして掲げる「共同富裕」に向けて、富裕層を念頭に税制改革を行い、中間所得層を拡大させるなどの具体策をあげて「今世紀半ばまでに実現する」という目標を示していたことが明らかになりました。
日本でも岸田新総理が「分配」を打ち出したように、広がった格差を是正する動きは世界的な動きなのかもしれません。
中国では固定資産課税を一部の歳で実験的に導入しているので、これを国全体に適用するのでしょうか。
中国では土地は国の所有であってそれを借りて済むわけですが、マンションの上モノへの課税がされるのかな?
恒大グループを始めとして不動産会社は益々厳しい環境になりそう。中国の不動産バブルが大きく弾けないことを祈ります。
「寝そべり族」に厳しい目
記事には「寝そべり主義(寝そべり族)」へ言及したことも書かれています。
「寝そべり(タンピン)族」とは、最近中国のSNSでバズっている低欲望で生きる人達のこと。
格差が広がり「がんばったって、どうせ報われない」と上を目指す意欲を失った結果、出現した生き方なのでしょう。
「共同富裕」の実現によって上を目指す人が増えれば、必然的に「寝そべり(タンピン)族」も下火になるはず。
でも中国の場合は、SNSで「寝そべり(タンピン)族」について話題にすることを封殺しそうですよね…
所詮はマイナーな生き方なので…
「寝そべり(タンピン)族」のような生き方は自分一人でやるのは勇気がいります。
周りに同じ生き方をする人はほとんどいないし、直接会って交流するには時間とお金がかかるので寝そべっていられない。
ネット(SNS)で知って「寝そべり(タンピン)族」になったり、同じ生き方をする人間がいることで続けられたり。
最近話題の「FIRE」もそうですが、ネット(SNS)時代だからこそ急激に広がった生き方です。
私もにほんブログ村の「セミリタイア生活」に登録された他の人のブログを見てなければ、セミリタイアに踏み切るのが遅かったかもしれないし、途中で挫折していたかもしれません。
元々インターネットはマイナーな生き方・趣味・嗜好の同志と交流できるのが最も大きな利点ですしね。