福袋に魅力を感じなくなった人
毎年、お正月の恒例となっている初売りでの福袋。かつては中身がわからないものが主流だったが、昨今では中身の情報が先にわかるものも増えている。個別の商品を買うよりお得になっているケースがほとんどで、楽しみにしている人も少なくないだろう。しかしそれでも、様々な理由から福袋を購入しなくなった人たちがいるようだ。
かつての福袋と言えば、中身がわからないのをいいことに売れ残った商品を詰め込んで売っていた、いわば不良在庫一掃の手段でした。
欲しい物が入っていればラッキー、というまさにギャンブル商品。
しかし福袋用に企画して仕入れた商品を中身を明かして、かつ袋によって差がつかない福袋(というよりただのセット販売)も増えました。
しかしギャンブル性を求める人にとっては、中身がわかる福袋は物足りないんですねぇ…
SNSでは「鬱袋」で盛り上がりますし、単純な損得で「買ってはいけない」などと言い切れるものでもないかな。
もう転売前提で買う時代か
福袋によってはお得感が薄れて買う気が失せてしまったという人も。
あまりにお得感を出しすぎると、転売ヤーがかっさらっていって、本当に買ってもらいたい人(お店の常連・優良顧客)に届かなくなるから難しいところ。
福袋が販売されたら、すぐにメルカリに出品されちゃいますからね。
一方で、欲しい物と要らない物とが一緒になった福袋は、要らない物を処分しやすくなったとも言えます。
福袋はメルカリで転売(不用品処分)前提で買う時代なのかも。
まぁメルカリに出品して発送するのも面倒だし、必ずしも売れるとは限らないのでギャンブルになりますが。
初売りの大行列は作れない
新型コロナ以前、百貨店の初売り行列は正月(明け)の風物詩としてメディアに取り上げられてきました。
百貨店の福袋は初売りの目玉商品として人気でした。しかしコロナ禍で百貨店も大行列を作らないようにしてますし、オンライン販売・注文販売中心にせざるを得ません。
コロナ禍で「福袋離れ」が進むのかもしれませんね。
私は福袋を買う予定はありませんが、最近メルカリをよく眺めているので、年末年始に福袋商品が大量出品されるのを眺めたいと思います。