4人に1人が「週休3日制」に反対
日立製作所が導入を発表したほか、NECやパナソニックなどの大手企業が相次いで導入を検討している「週休3日制」。アンケート調査でも、ビジネスパーソンの4人に1人以上が「週休3日制で働きたいと思わない」と考えていることが分かった。導入を歓迎する声が多い一方で、導入を支持しない人からは給料が下がることへの心配や平日の業務負担の増加を懸念する声も寄せられた。
「どちらでもない」と答えた人が多い上で「4人に1人が反対」というならまだしも、72.5%の人が「賛成(週休3日で働きたい)」と答えているのだから、反対を強調する意味がちょっとよくわかりません。
(週・月あたりの労働時間が減って)収入が減ったり、しわよせで忙しくなったり、1日あたりの労働時間が長くなったりする懸念があるのはわかります。
しかしながら、そもそも現在政府が進めようとしていのは「選択的週休3日制」なのですよ。
週休3日制が嫌な人はこれまで通りの働き方でいいだけなんですよねぇ。労働者は自分に合ってる方を選べばいいのです。
週休2日でも有給取れば週の3日休みですが…
アンケートの詳細を見てみると、週休3日制に反対する理由に「得意先に説明ができない」がありました。
今でも有給取った時に得意先で何かあれば対応できないはずです。その場合は同じ部署の誰かが代わって対応する仕組みを組織として作っておかねばなりません。
得意先に迷惑をかけられないから有給なんて取れません、などという昔ながらの考えの人なんでしょうかねぇ…(60代の男性だし)。
そういう意識を含めて、働き方(働かせ方)や組織を変えていく必要がありますね。長い道のりになりそうですけど。
3連休より週の真ん中に休みを欲しがる人が多い
このアンケートで面白いのは、週休3日になるとすれば、3連休より週の真ん中(水曜など)に休みを取りたいという答えの方が若干多かったという点。
3連休で遊びに行くよりも、週5日連続で働くのがつらいから間で休みたいと考える人が多かったと。
そう訴える人はネット上でいて話題になっていましたが、それを裏付ける結果ですね。
副業や兼業農家をやっている人は、3連休の方がありがたく感じるかもしれません。
週休3日制は世界的な潮流ですから、グローバル化を考えたら導入が進んでいくでしょう。
今までのやり方を続けられない現場では混乱がありそうですが…