サブスク利用者はシビアに契約を選別
「サブスク疲れ」や「サブスク貧乏」といった言葉が広がっている。新型コロナウイルス下で定額・使い放題のサブスクリプション契約を増やしたものの、サービスを使い切れなかったり出費がかさんだりする人が多いためだ。日本経済新聞が1000万人規模のデータを分析すると、利用者がシビアに契約を選別する姿が浮かび上がってきた。
最近は節約術の一つとして「(利用頻度の低い)サブスクの見直し」が挙がる時代ですが、それがはっきり表れているようです。
「オンライン定額課金サービスに一つでも支出する人の数」は、新型コロナ流行直前の2020年1月を1.0として、2020年秋に1.5を超えたものの、直近では1.1まで落ちたと。
コロナ禍で外に出られないから契約したサブスクを、一通り楽しんだので解約したという流れでしょうか。
今年などは行動制限もなくなったので、家でサブスクを楽しむよりも外で遊ぼうとなっているでしょうし。
それでも新型コロナ前よりは増えている
「コロナバブル」とも言える状況が終わり、サブスクを提供する会社にとっては逆風の時代と言えるかもしれません。
バブルがずっと続くと考えて無謀な投資をした会社は危ないかも。90年代の日本のように…
ただ、コンテンツ配信は利用量に合わせてコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)会社との契約を変えればいいので、投資が負担になることはないはず。
2022年度第1四半期の決算発表で会員数の減少になったNetflixですが、こちらもコロナ前よりはずっと増えています。
減少の影響はロシア・ウクライナでのサービス停止の方が大きかったようで。
ただ北米は元々頭打ちになっているし、ずっと右肩上がりで会員数を増やしていくのは難しそう。
サブスクは「必要な時だけ加入」でいい
「サブスク=定期購入」なので長期契約するものと考えがちですが、1ヶ月単位で契約と解約(休止)を繰り返すのもあり。
仕事が忙しい時は休止して、暇になる時期だけ契約するとか、GWや正月休みの時期だけ契約するとか。
久々に契約すると、新しいコンテンツが増えていてまた楽しめますしね。