日本産酒類の需要喚起に向けた提案を募る「サケビバ!」
国税庁は、若者を対象に日本産酒類の需要喚起に向けた提案を募るコンテスト「サケビバ!」を開催する。新たなサービスや販売戦略について若者目線のアイデアを引き出し、人口減少などで縮小傾向にある国内市場の活性化につなげたい考えだ。
成人1人当たり酒類消費数量は、バブル期をピークに減っているので、コロナよりずっと前から減少傾向です。
そこで国税庁は日本産酒類の需要喚起のアイディアを若者から募ろうと。
需要喚起だけなら、酒税を無くして安くなれば売れると思いますが、酒税収入が減らないように、という意味でしょうから、その提案は門前払いされそう。
「若者のアルコール離れ」は、飲みに行くお金がないからというのが一番の理由じゃないかと思いますし、最も効果的なのは「若者の収入を増やす」じゃないかな。
これは結婚しな若者が多くなった理由でもあり、「お金の若者離れ」を解消すれば様々な日本の課題を解消してくれるはず。
あえてお酒を飲まない生き方が増える時代
しかし、世間は国税庁の思うように動くどころか、逆行した動きが出ています。
あえてお酒を飲まない生き方「ソバーキュリアス」が世界的に増えていることです。
酔っ払うと時間のムダだし、お金のムダ(税金含む)だし、身体にも悪いから、賢い選択と言えます。
たばこ税と酒税が減るのは良いことでは?
たばこ税と酒税は、なんだかんだと言ってもかなりの税収になるのは事実です。減少しているとは言え、酒税は1.1兆円ですから。
しかしどちらも身体に悪く、健康保険財政にとってはマイナスと考えられます。たばこは火事の、お酒は交通事故の原因の一つでもありますね。
国税庁(あるいは政府)から見れば、たばこ税と酒税が減るのは税収減で困るかもしれませんが、長い目で見れば良いことのはず。
酒税を増やそうと足掻く必要はなく、もう世間の流れに任せてしまえばいいのではないかと。
若者の収入を増やす方で努力して、その結果、酒税収入が増えたのであれば喜ばしいことだと思いますけどね。