50歳未婚率が急上昇
50歳までに一度も結婚したことのない人の割合が急速に増えている。厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が公表した最新の調査結果によると、令和2年の全国平均は男性が28・25%、女性が17・81%に達した。近年は特に女性の伸びが顕著で、少子化が加速している。
2020年の国勢調査によって判明した50歳未婚率は、男性28.25%でこれは2013年に出した将来推計を上回るペースで上昇しています。
推計ではペースがぐっと落ちるとしていましたが、そうはならなかった。
出生率でもそうでしたが、政府の将来推計は相変わらず「希望的観測」が入ったものを出しますねぇ…
2020年時点で35歳の人が2035年には50歳になるわけで、コロナ禍の影響が如実に出るのはこのあたりの50歳未婚率でしょうね。
そう遠くないうちに50歳男性の3人に1人が未婚になりそうです。
若者が結婚しない本当の理由
未婚率の上昇の理由は「晩婚化」によって、「いずれ結婚すれば(できれば)いいや」と思う人が増えて、その結果結婚せずに(できずに)歳を重ねた人が多いとの見方があります。
それに対して「晩婚化は起きていない」と否定する意見も。
若いうちに結婚できる人が結婚を先延ばしにしているケースは少なく、いずれ結婚すればいいと考えて、実際に晩婚する人も多くはないのが現実。
「一生結婚するつもりはない」と答える未婚者が増え続けている調査結果をみても、若いうちから結婚を諦める人が増えていると言えます。
だから「晩婚化」よりも「諦婚化」と見るほうが正しいでしょうね。
先立つものがない現実
結局、記事にあるように「諦婚化」の最大の原因は「お金の若者離れ」でしょう。
賃金はなかなか上がらないのに増税とか言ってるから、結婚どころじゃなくなりますよね。
政府は少子化に対して本気で危機感を持ってないのかもしれないと感じてしまいます。