自分の「悦(よろこ)び」を探すだけ
当然のことながら、幸せな人生を手に入れることは多くの人の望み。それはなかなか難しいことでもありますが、『自分をよろこばせる習慣』(田中克成 著、すばる舎)の著者は、「特別な才能や努力は必要なく、ただ『いま』という時間を悦(えつ)ればいい」のだと断言しています。
「ただ『いま』という時間を悦(えつ)ればいい」などというと、先のことを考えずに今の悦楽に浸っていればいい、と受け取られそうですね。
「自分の悦(よろこ)びを探す」「好きな自分でいられる時間を増やす」でならばわかりやすいかな。
そのためには、自分の好きなこと・好きな自分を深掘りしていくことが大切。
他人の価値観を気にしすぎると不幸
逆に自分の好きなことが、他人からどう見られているか・どう評価されているのかを気にしすぎると不幸です。
極端に言えば、自己満足していればいいのです。自分の好きなことをして悦に浸る時間があることに満足する状態があればいい。
ネット・SNS全盛期の今はそれが難しい時代ですけれど…
自分の好きを認識すればモテる?
東大生協の書籍売り場で長く売れているという『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ著)においても、自分の「好き」があることは、それが自分の居場所になり自信につながると説いています。
「なぜモテないかというと、それは、あなたがキモチワルいからでしょうーーーー。」から始まる、モテ指南本のようで哲学者の國分功一郎氏は「実践的かつ、真面目な倫理学の本」と評する本です。
モテるまで行くにはまた別の要素も必要ですが、「好きなこと」が「自分の居場所」になることは事実。
自分の居場所で好きなことに没頭している時間は孤独など感じないもの。
仕事で忙しいとその時間を作るのが難しいかもしれませんけれど…