市区町村単位の平均寿命
厚労省が、市区町村単位の平均寿命を公開しています。
基準となっているのは2020年です。
この年の平均寿命は、男性が「81.5年」、女性が「87.6年」でした。
しかし、市区町村単位で見ると、平均寿命には大きな差があります。
男女とも平均寿命が最も短いのは「大阪府大阪市西成区」、最も長いのは「神奈川県川崎市麻生区」でした。
男性の平均寿命は西成区が73.2年、川崎市麻生区が84.0年と10歳以上の差があると。
西成区の平均寿命が突出して低いのは、全く驚きはないですね。日雇い労働者が集まるあいりん地区(釜ヶ崎)がある地区ですから。
生活環境・生活習慣ともによくないだろうし、独身男性の平均寿命が低い要因にもなってるのかな。
川崎市麻生区長寿の理由は「はっきりわからない」
一方、男女とも全国トップの川崎市麻生区は、担当者曰く「はっきりわからない」と。
一戸建てが多く、持ち家率6割超で所得水準が高いのがベースの要因であるのは間違いないでしょうけど、所得水準なら他にも高い地域があるのでそれだけではないはず。
男女の上位に入ってる地域には、都会もあれば長野県の村も多く入っていて、都会がいいのか田舎がいいのかははっきりわかりません。
田舎でも車中心の生活だと運動不足になるし、都会でも健康に良い環境が身近にある地域があったり。
一言で「田舎だから」「都会だから」で片付けられず、自分にとって合う地域に住むのが一番ですしね。