一番効果的なのは保険の見直し
家計の見直しはどこから手をつけたらいいのか。ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんは「老後の生活では、すでに切り詰めるところがないという人が多い。まずは固定費を見直すこと、中でも一番効果的なのは保険の見直しだ」という――。
50代から60代前半(子育てが終わってから)は、年金生活に向けて家計のダウンサイジングを進めていくべき時期です。
(特別な支出を除く)日常の生活費を貰う年金だけで賄えるように切り詰めた人は多く、さらなる節約は難しいものですね。
そこで「保険の見直し」を進めているわけですが、「保険」と一括りにすると誤解がありますね。
生命保険(医療保険・死亡保険)は、貯金があればなくてもいい。貯金が少なくて最低限欲しいなら共済保険程度でも十分ですね。
一方、損害保険(火災保険)はむしろ重要度が増している、と指摘している良い記事だと思います。
風水害による損保の支払いが増えている
先日も線状降水帯による集中豪雨により、川の氾濫や床下浸水の被害が起きていました。
ここ数年は水害だけでなく台風による風害も多く出ていて、火災保険の支払いが増えているため保険料の値上げがされています。
FPは、自然災害のリスクをもっと煽って、自然災害による被害もきっちり補償してくれる火災保険に加入しましょう、と言うべきですが、あまり言わないのは旨味がないから?
まぁ持ち家の人なら当たり前のように加入しているもので、わざわざ言う必要がないということなのか。
持ち家の人は、切り詰める対象に火災保険は入れない方がいいのは間違いありません。
それでも「切り詰めるところがない」ならば
それでも「切り詰めるところがない」状態であれば、いっそ根本的に生活を変えるしかないですね。
車生活をやめるというのもその一つだし、お金のかかる趣味を辞める・減らすとか、旅行を辞める・減らすとか。
歳を取ったらいつかできなくなるもの。それがちょっと早くなるだけと割り切れるものなら思い切って辞めてしまうのもいいのではないかと。
そういうものも全て切り詰めているのであれば、「万策尽きた」となるかもしれませんが…