日本人は世界一イジワル？
ネット上の誹謗中傷が異常なまでに盛り上がり、他者を自殺に追い込む国は日本の他に類を見ない。日本社会はなぜ悪意に満ちているのか。その根源を探ると日本人のもう一つの素顔が浮かび上がった。
双方で10ドルずつ所持して、10ドルずつ出し合えば最大利益が得られるから相手もそうするはずだ、と考えて10ドル出せばいいのにそれより少ない金額しか出さない…
これは「相手より優位に立つ」よりも、「相手よりも損をしたくない」「自分だけが損をしたくない」意識の表れかなぁという気がします。
もしも相手が10ドルよりも少ない金額しか出さなかったら、自分は相手よりも損をしますから。それを避けるには自分も少なくすればいいと。
いわゆる「出る杭を打つ」行動と考えれば、日本人らしいと思えます。
それを「世界一イジワル」と言うべきなのかはわかりませんが、イジワルな行動に繋がることがあるのは事実でしょう。
全ては不安遺伝子のせい？
後編の記事では、「出る杭を打つ」「足を引っ張る」行動に出る原因について書かれています。
「共同体の維持」が最大の正義であり、「日本人の礼儀正しさや親切さは社会から村八分にあわないための同調圧力に起因」というのはとても納得。礼儀というのはそもそも人間関係・コミュニティをを維持するためのものですし。
昔から自然災害が多い日本では助け合って生きていくことが求められた結果かな、と。
また規律を乱す人を罰する「正義中毒」に陥りやすい原因として、「不安遺伝子（セロトニントランスポーターSS型）」を持つ人の割合が多いことを挙げています。
これも自然災害が多いため、不安を感じて対策をした人たちほど生き残っていったと考えれば納得。
日本人はSNSを使う時は出る杭にならないように気をつけた方がいいし、同調圧力に流されすぎないようにしないと。
