「60代は人生の楽園だが、70代以降は一転」
人生の中で最も悩みやストレスが少なく精神状態が良好な時期はいつなのか。厚労省の最新データを分析した統計データ分析家の本川裕さんは「60歳代は20~50歳代の時より“のん気”でいられる。70歳代も以前に比べれば同じ傾向だが、急速にのん気でいられなくなる人が増えていく」という――。
「のん気」という言い方はややしっくりこないですね。「精神的に安定した状態」という意味でいいのかな?
国民生活基礎調査の結果から集計した「一生の各ステージの悩みやストレス」で、各年代の悩みやストレスが何かがよくわかります。
現役世代では「自分の仕事」「収入・家計・借金等」「人間関係」、女性はここに「育児」や「子どもの教育」が入っています。
一方、高齢者は「自分の病気や介護」が年齢が高くなるほど上がっていてわかりやすい。
逆に「収入・家計・借金等」は年齢が高くなるほど下がっているので、お金の問題よりも健康の方がコントロールできないのが現実かな。
60歳代の「のん気」傾向が一気に高くなるのは、やはり仕事での悩みやストレスが定年退職によってなくなるからでしょうねぇ。特に男性は。
早期リタイアはのん気でいられる時間を長くする
大人になってからの人生では、一般的なリタイア後の60歳代が最ものん気でいられるというのがわかりました。
ただし、年齢を重ねるごとに健康問題が出始めるのでその期間は短ければ10年くらい?
仕事で悩みやストレスを感じる人は、できるだけ早くリタイアして、その後はできるだけ健康で過ごすのが幸せという結論が導かれます。
当たり前と言えば当たり前のことですね。仕事を楽しく感じる人は当てはまりませんが。
早期リタイアでのん気でいられる時間を長くして、仕事でのストレスにさらされる期間を短くすることで老後健康でいられる期間も長くなれば最もいいこと。
健康面では、リタイア後に運動不足にならないように気をつけないといけませんけどね。
今の私がまさに運動不足なので…