100年生活者調査~2024年国際比較編~[
100年生活者研究所による人生100年時代に対する意識調査の結果です。
「100歳まで生きたい」と答えた日本人は3割未満で、5割以上の海外と比べて非常に低い。
「人生100年時代」や「老後2000万円問題」を煽りすぎたせいなのか、長生きに対する不安のほうが勝ってしまっているのかな。
「迷惑かけたくない」は各国高い
日本人は他国と比べて「迷惑をかけたくない」気持ちが強いために、100歳まで生きることに後ろ向きなのかと思いましたが、それは違うようで。
調査では100歳までの人生を考えると「みんなに迷惑をかけたくない」気持ちを感じると答えた人は各国60~80%で同じように高い結果になっています。
日本以外の各国では「迷惑かけたくない」との思いはありつつも、100歳まで長生きすることにポジティブに考えているのですね。
「100歳の人は幸せそうに見える」日本人は21.1%
日本人で特に低くなっているのは、「100歳の人は幸せそうに見える」で、21.1%しかいないという結果です。
日本で100歳以上の人の数は9万人を超えていますが、身近に幸せそうな100歳前後の人がいないだろうし、実際には施設で過ごしている人も多いのかな。
1990年代には、100歳を超えて史上最高齢の双子だったきんさんぎんさんがメディアを賑わせていましたが、2人のような長寿のロールモデルになる存在がいればもう少し意識が変わっていたかも?
ちなみに、ぎんさんの娘さん2人も長寿で同じダスキンのCMに出演されていたようです。(私は記憶にない)
ただ、今の現役世代は独身者も多いし将来の年金不安もあるし、100歳まで生きることに対する不安のほうが強いんでしょうね。
私も「100歳まで生きたい」とは思わないし、独身男性という点でも多分ないと覚悟していますけど。