格安スマホに乗り換えで支出を削減
「通信設備を大手携帯会社から借り受けて割安なサービスを提供する『格安スマホ』に乗り換えれば、月々の支払いを6000~7000円減らすことが可能です。それが20年分なら約160万円の支出の圧縮になる」
一人あたり6000円かかってる携帯料金を格安SIMに変えれば3000円以下に減らせば、2人で6000円の支出削減。
これを20年続ければ、144万円以上の支出削減になるという計算です。
だがちょっと待って欲しい。20年後まで携帯電話業界がこの状況である保証は全くないはずです。
20年前には「格安SIM」がなかったのですから。
20年間、この料金差が続く保証はない
厳密に言うとPHS(データ用)のMVNOは2000年代はじめからありましたが、ドコモ系のMVNOの登場は2010年代に入ってからです。
歴史としてはまだ10年そこそこなんで。
10年後、20年後まで大手キャリアと格安SIM(格安スマホ)会社の料金差が今と同じレベルで続くと予想しきれるものではありません。
変化が激しい業界ですからね。5Gの普及、6Gへの切り替えが進んでいくはずで、それがどのような影響を及ぼすかもわかりません。
楽天モバイルが価格競争を促してキャリア全体が安くなる可能性もあります。
節約術は常に変化するもので、10年・20年有効であり続ける保証はありません。
リアル店舗があるサブキャリアならいいが
記事では、NUROモバイルやIIJmioなどの格安SIM会社に切り替えれば安くなるという話になっていますが、これは誰にでも勧められるものではありません。
せめて実店舗のあるサブキャリア(Y!モバイルやUQモバイル等)が選択肢になるでしょう。
端末の購入からデータの移行までサポートしてくれるでしょうしね。知らんけど。
もちろん、記事にもあるように実店舗では様々なオプションを勧められるので、これを言われたままに付けてしまうと支出削減にはなりません。
でも「何かあったら怖いから」と不安になるなら、サポート料金と保険だと思って高いお金を払うのありでしょう。