遺産で始めた不動産投資で「左団扇」
58歳で両親が他界したひきこもり男性に遺されたのは、実家と3500万円の遺産。
将来の年金は1万円代しかなく貯金が減っていくのは不安なため、不動産投資で生活費を得られるようにした、という記事です。
投資にはリスクがつきものなので、22年間も「左団扇」でいられるのかどうか。
というか「左団扇」も今ではあまり聞かない表現で、若い人には通じにくい言葉じゃないかと思いました。
「左団扇」は「FIRE」そのもの?
「左団扇」をぐぐると、Googleの回答は「仕事をしないでも生活の心配がなく、安楽に暮らすさま。」と出てきました。
まるで「FIRE」を示しているような言葉なんですね。
辞書によっては「余裕のある暮らし」や「贅沢な生活」など、セレブ感が入った言葉のようです。
私は「余裕のある雰囲気」程度だと思っていたのですが、「暮らし・生活」まで含んでいると。
まぁ「FIRE」と言っても色々バリエーションが増えてしまったので、その中の「ファットFIRE」こそが「左団扇」と言えるのかもしれません。
20年以上「左団扇」でいられるのか?
元記事の話に戻ると、不動産投資での家賃収入により貯金の取り崩しを減らし、今後迎える老後の生活に目処をつけたという話です。
「左団扇」と言えるほどの生活ではないと思いますし、10万円の生活費を減らす努力も合わせてやった方がいいのではないかと。
自宅があった上での生活費ですから、自炊ができないとしてもひきこもり生活なら減らせるはず。(交際費がゼロという前提で)
貯金が減っていくことに不安をおぼえるのであればなおさらです。
少なくとも、物価上昇分を抑えるくらいの節約はしたほうがいいですね。でなければ赤字額がどんどん増えていきますから。