故・平尾昌晃さんの「遺産争族」
2017年7月に亡くなった作曲家・平尾昌晃さん。
その時に、子どもが3人いるので死後50年は著作権収入(印税)が発生する著作物の遺産分割はどうするのだろう?という記事を書きました。
ちなみに、その著作権収入は年2億円は超えないものの、年1億円は超えていると、平尾昌晃さんの3男・平尾勇気がテレビで語っています。
まさに「夢の印税生活」ですよねぇ…
ところが、揉めているのは相続対象が子ども3人だけじゃなかったからのようです。
法律通り分割すればいいのに…
平尾昌晃さんは、マネージャーだったA子さんと再々婚していたそうですが、知らされなかった子どもにとっては驚きでしょうね。
しかしそれが本人の意向ならどうしようもありません。
平尾昌晃さんは遺言を遺していないそうなので、法律に従って配偶者が50%、残りの50%を子ども3人で分けるでいいんじゃないの?
となるはずが、A子さんが独り占めしてるから怒っているわけですか。
JASRACは相続で複数人が共同で受け取れる仕組みがあるのは初めて知りました。これなら私が心配したような「曲の奪い合い」はなさそうですが…
年1億円超の印税があるなら半分でも十分じゃぁ…
年1億円超の著作権収入があれば、その半分を受け取っても十分じゃないかと思ってしまいます。
年5000万円でも「夢の印税生活」ができるわけですよ。
それで物足りず、独り占めしようとするのは強欲としか感じませんが、目の前に利益がぶら下がっていると我慢できなくなるのかもしれません。
上流階級バイアスに嵌ったか?
「上流階級バイアス」と呼ばれる、お金持ちになるほどズルくなる、マナーやモラルが低下するという研究結果はあります。
上流階級はモラルが低いというのは本当か? 新しい知識を人に話したくなるのはなぜ? 脳科学から見た人間心理の構造 | ダ・ヴィンチニュース
実験結果で出た傾向・相関であって、お金持ち全てに当てはまることではなく、個人によります。
ただ、人間の強欲さに底はなく、それが遺産争族へ繋がってしまうのかもしれません。