「日本人はいい人が多い。でも会社はお金に汚い」
「日本人は始まりの時間は守るが、終わりの時間は守らない」
と言われてきましたが、まさのこの話。
従業員の遅刻に対しては厳しい態度でありながら、退勤時間にはルーズで、その中には残業代を払わない、お金に汚い会社・ブラック企業もあります。
労働法という法律を守るのが最低限のラインです。モラルとかマナーはもっと上にあります。
その最低レベルの労働法すら守らない、場合によっては理解をしていない経営者がいて、お金に汚いのが日本なんですよねぇ。
「お金持ちはお金に汚い」イメージを作っているのはそういう経営者でしょう。経営者からは「従業員は怠ける」と反論があるかもしれませんが。
その一方で従業員に対しては「面接で給料の話をするのは失礼」とか「お金よりもやりがい」とか「お金に汚いのはダメ」と言う建前の道徳を振りかざすからタチが悪い。
本音と建前の乖離が大きいんですよね。
下請けに対しても「お金に汚い」
今、お金に汚い経営者の代表的存在は、建前では「技能実習」と言いつつ外国人実習生を低賃金労働者として、酷い扱いをしている経営者でしょう。
下請け会社にとっては死活問題でやむなくやっている場合もあるので、発注する上位の会社が組織として「お金に汚い」こともあるんですよね。
外国人労働者を低賃金で使わないでもいい経団連が外国人労働者の導入に前のめりなのは、下請けを買い叩けなくなる事情もあります。
「日本は住むにはいいけど、働くにはビミョーな国」
外国人留学生にも、日本の労働環境は微妙だと思われています。
住むにはいい人が多いし、何より治安はいい。でも働くとお金に汚い経営者に遭遇してしまうかもしれません。
日本は「働いたら負け」の国として知られるようなるかもしれませんね。「HATARAITARA-MAKE」が英語の辞書に載る日も近い?