「結婚して一人前」と言われたものですが
昭和の時代には「結婚して一人前」「家庭を持って一人前」「結婚して子どもを育てて一人前」などと言われていました。
平成でもある程度残っているとは思いますが、あまり言われなくなってはいると思います。
でも中には「子どもは3人産んで一人前」と言われる人もいるそうで…
戦前の「産めよ増やせよ」の精神がまだまだ残っているのでしょうかねぇ。
そもそも「一人前」になれば婚姻ができる
本来の「一人前」とは、一定の仕事をこなせる能力に達することで、一人前として認められて婚姻もできるようになるという意味です。
「結婚して一人前」ではなく、「一人前になれば結婚できる」なんですよね。
「結婚しなければ半人前」ではなく、「半人前では結婚できない」なんですが、因果関係が逆になって使われるようになったということでしょうか。
「結婚して一人前」なら「離婚したら半人前」に戻るのか、あるいは半人前より下になるのでしょうか。「結婚して一人前」と言う人に一度聞いてみたい。
結婚している人がマウンティングできるので便利な言葉だったのかもしれません。
「結婚生活を送れる」を基準にすれば半人前ばかり?
現在の基準で「一人前」を定義するなら、「結婚できるほどの稼ぎがある」になりますかね。
低くても年収400万円、都会なら500万円とかになってしまうかもしれません…
婚活市場ではそれでも少ないという女性もたくさんいるわけですし。
私の年収はそれよりもずっと少ないレベルにまで下がっているので、現在は「半人前」かそれ以下と言われてもしょうがないと思います。
いつまでもゲームしたりアニメを観ていたいなんて言うと、昔ならいつまでも子どもみたいと言われたものですしね。