JTBが窓口相談を有料化
窓口相談が有料であると明示したのは一部の店舗で、国内旅行なら30分2160円、海外旅行なら30分5400円。
ただし、10日以内に相談した旅行に申し込めば、その金額は旅行代金に含まれるので、「実質無料」というやつです。
記事にあるように、元々あった仕組みでありながら、今までは請求してなかったのを、これからは請求しますよ、ということかな?
明示をたら適当な相談だけに来る人はいなくなり、実際に請求することはないかもしれませんね。
これも人手不足の影響か
旅行会社の窓口は、シーズンや曜日、時間によって待たされることがあるし、待ち時間がかなり長くなることもあります。
私も一度待たされた経験があります。その時は旅行相談ではなく、エコポイントで旅行券をもらうために窓口へ行く必要がありました。
行ったのがお昼時だったせいか担当者は1人だけで、相談をしている人がいて延々と話し込んでいて、長い時間を待たされました。
旅行代理店は(昔の)病院のように、いつ自分の番が回ってくるのかわからず待たされるものなのだ、と初めて知りました。
生産性が低いとは思いますが、そんなに人を配置できないでしょうからねぇ。
旅行を申し込む前提で来る人にじっくり対応できるようになるなら、この有料化はいいことだと思います。
ネットで見てから来店する人や、そもそもネットだけで完結する人には無関係な話ですけどね。
「血の通った接客サービス」の有料化は進むか?
無人レジなど、これまで人間がやっていた対応を機械に置き換えると、「人の温もりがない」「誠意が感じられない」などと言われます。
でも人のコストは年々上がっているので、JTBのように「人が対面で接客するなら別料金」が増えていくでしょう。
既に銀行の振込手数料は、窓口>ATM>ネットになっています。安い・無料のアクセス手段を用意しているなら問題ありません。
窓口でよく並んでいると言えば携帯電話キャリアですが、あれは今のところ高い携帯電話料金によってまかなわれているのでしょう。
端末料金との分離や値下げ要求で今後も窓口を維持し続けるのが難しくなると、なんらかの有料化する可能性もあるのかな。
私としては無人レジや契約がネットで完結するサービスが増えてくれればありがたいので、どんどん進んで欲しいと思っています。