「定年後に向けた活動は必要」9割
以前、働く女性の約4割が「保有資産なし」というアンケートをもとに記事を書いたことがありましたが、同じアンケートの別の設問の集計結果を公開した記事です。
つまり前回の記事に書いた通り、気を付けないといけないのは、調査対象である全国の女性300名の年齢構成が「20代 25%、30代 30.3%、40代 31.0%、50代 13.7%」になっている点です。
40代や50代で「定年後に向けた活動」をしている人の割合がどれくらいかを示すべきでしょう。
「定年後の生活を想像できる」3割未満
「定年後の生活を想像できる」と答えた人が3割未満ですが、これも20代でまだ結婚するかどうか、出産・子育てするかどうかもわからない人が想像できるわけがありません。
誰と結婚するかで生活は変わりますし、子どもを何人産むかでも変わるし、離婚したらまた大きく変わります。
子どもがニートのまま面倒をみなくちゃいけない定年後になる可能性だってゼロではありません。
これも40代・50代に限定した割合で示すべきでしょうねぇ。
「定活=定年後のための準備活動」は定着するか?
「定年後のための準備活動」略して「定活」なる言葉は今回初めて知りました。これは『定年前 50歳から始める「定活」』を書いた大江英樹氏の造語ですかね?
定活は老後の資産形成も含めれば、20代から考えておくべきことだと思いますが、それ以外の、老後の生活に向けての活動という意味ではやはり40代・50代でやればいいかと。
先ずは自分の親の定年後の生活が一つの参考になると思いますし、定年後の暮らしを書いているブログなどを見るのもいいでしょう。セミリタイア生活のブログも参考になるかもしれません。
「老後2000万円問題」のように平均値だけで考えるのではなく、様々な生活をしている人がいるのだとわかるだけでも価値があると思います。