100円以下の利益でフリマアプリに出品する利用者の意識
フリマ(フリーマーケット=蚤の市・ガラクタ市)なのだから、そもそもは利益を出すよいうよりは、不用品の処分・リユース・再活用という意味合いがありました。
一般のフリマにも、ネットのフリマやネットオークションサイトには業者が多く入っているのも現実ですが、自分にとっては不用品でも有効活用してくれる人に格安で譲ろうと考える人も少なからずいるいう結果なわけですね。
ネットのない時代では、地域のミニコミ紙などに「お譲りします」に、取りに来てくれる方に無料でお譲りしますといった募集もありました。
このような動きは昔からあり、廃棄やその輸送にお金がかかるのもありますが、捨てるのはもったいないという意識があるのでしょう。
承認欲求が満たせる?
そして面白いのは、「フリマアプリで出品した商品が売れること」は7割を超える人が「承認欲求を満たされる」と答えていること。
逆に売れなかった時はがっかり感があるのだと思いますが、SNS以上に高いというのは面白い結果ですね。
自分が付けた価格で買い手が付くというのは嬉しいことですし、不用品を有効活用してくれる人を見つけられた喜びもあるのかな。
リユース市場で社会貢献
さらに不用品を捨てずに活用することは、ゴミを減らすという点で社会貢献活動の一つと言えます。
さらに、アメリカではリサイクル・ストアで働くことは社会奉仕活動として認められているとか。
例えば「グッドウィル」の従業員は、健康体の人たちはもちろんのこと、障害者や社会奉仕活動命令を出された人(スピード違反などをして膨大な罰金を払えない人たちがこういった場所で働くことで、時給が罰金の支払額として直接機関に払い込まれていく。)といった人たちを率先して受け入れており、障害者たちが社会に出るためのトレーニングなども行なっている。
アメリカではリサイクル市場が社会奉仕活動のために機能しているんですかね。
リサイクルショップに不用品を持ち込んだら「チャリティーへの寄付として納税の時に控除の対象となる」というのだから、寄付できたという充足感が得られるはず。
日本でも社会奉仕活動や社会復帰のために働く場として活用できるのでないかと。
政府がそのようなことに関与すると、新しい物が売れなくなるので、企業から反対されるかもしれませんが…