広がる儀式のオンライン化
墓参り代行は随分前から広がり始めていて、最近では代行を依頼した人がVRでお墓参りできるようなサービスもあるそうですね。
新型コロナで法事・法要のオンライン対応が広がっていますが、私の印象は「何か違う」というよりも「そこまでしてやらなくても」かな。
流石に亡くなった時の葬儀だけは、最後のお別れをしたい人のためにしないといけないと思うので、そこは難しいところです。
元々葬儀の簡素化は進んでいた
葬儀の簡素化については、「家族葬」のための小さなセレモニーホールが増えているように、元々流れとしてあったものが、一気に進んでいるのだと思います。
葬儀を行わず、そのまま火葬場に持ち込む「直葬」も増えていましたし。
これを「寺院文化の衰退」などと言うのは、葬儀や法事のためにしか存在意義がないことを自ら認めるようなもの。
「仏教の教えは変わらなくても、その伝え方や手法は伝統だけにしがみついていてはダメでしょう。」
という築地本願寺副宗務長の言葉が示しているように、「仏教の教えを広める」ことが最大の存在意義であり、葬儀や法事もその中で行われてることに過ぎません。
仏教界にとって、本来のあり方を考え直すチャンスが巡ってきているのだと思います。
政治家は何をしているのだろう?
新型コロナの影響で、オンライン葬儀が広がったり簡素化し、夏祭りなども中止になっているところが多いと思います。
葬儀や夏祭りに顔を出すと言えば政治家です。今年は政治家の人たちは暇を持て余しているかもしれませんね。
季節になると選挙区内の夏祭りをいくつもハシゴする議員もいますが、そういう議員にとって今年は仕事が少ない夏でしょう。
もちろん、「海外視察」もできません。地方議員の海外視察なんてそれこそオンラインでやればいいと思いますが。
また政治家本人が自ら出席する場合に限り、祝儀や香典を送ることができますが、オンライン出席ではこれに該当しないはず。(たぶん)
オンライン出席で顔を売るだけならできるので、そっちで忙しくなっているかもしれません。
国会議員の皆さんには東京から地元へGo Toせずに、議員としての本来の仕事、特に国会を開いてもらいたいと思いますけどね。